またサポステでは、来所相談支援事業のみでなく、高等学校等と連携を行い、高校中退者への支援活動、在学者への支援活動、不登校期間が長期に及ぶ生徒への学び直し支援活動など、幅広い支援活動を行っています。
文部科学省の調査によると、平成23年度の高校中退者数は約54,000人で1.6%が中退率になりますが、70%以上は、高校1、2年生で中退しています。また平成23年に内閣府が公表した「若者の高等学校中途退学者の意識に関する調査」によれば、正社員で働いている人は9.6%、フリーター・パートなどで働いている方が43.4%となっています。高校、専門学校、大学等に在学しているかたが、30.6%であり、ほとんどの方は働いているか、在学しているわけです。また地域若者サポートステーションの認知度は、高校中退者では6%が「よく知っている」「大体知っている」と答えています。
ここで気になるのが、正社員として働いている人の割合が9.6%であり、平成23年度の15歳から24歳までの正規職員、従業員の割合53%に比べてかなり低い数字であるという現実です。大半の高校中退者が1,2年で中退しているということは、15,16歳で適切な就労訓練を受けず、的確な情報も持たないで社会参加をしなくてはならない環境に追い込まれてしまう高校中退者が相当数存在するということです。
高校中退者一人ひとりにあった職業訓練、物質・精神的な支援等的確な情報を提供することにより、正規職員、従業員として働く割合がせめて同世代と遜色無いようにならないものでしょうか。にいかわサポステでも、高等学校と連携して高校中退者へのさまざまな支援、学び直しなどの学習支援などの業務を開始します。
どのような相談でもかまいません。
気軽に、にいかわサポステに連絡をしてみて下さい。
久玉